
うつ病で障害年金を受給することは可能ですが、申請には制度上の要件を満たし、診断書や申立書を正確に整える必要があります。
しかし、自力で進めるのは難しく、初診日の証明や書類の不備によって書類の差し戻し・不支給となってしまうケースも多く、不安を抱える方は少なくありません。
この記事では、うつ病で障害年金を検討している20〜50代の方やそのご家族に向けて、社労士に相談すべきか、依頼するメリットとデメリットについて解説します。

障害年金の申請に少しでも不安や疑問がある方は、まずはお気軽に無料相談をご利用ください。
必ず受給できるとは限りませんが、安心して申請できるよう全力でサポートいたします。
うつ病で障害年金は受給できるのか?
障害年金とは、病気やけがによって、仕事や日常生活に大きな支障が生じた場合に支給される公的年金制度です。
年金保険料を納めてきた人であれば、誰もが申請できる可能性があり、受給できれば金銭面で大きく支えてくれます。
ここでは、「うつ病で障害年金の受給が可能か」という基本的な部分と、「障害年金制度の概要・要件」について詳しく解説します。
うつ病で障害年金の受給は可能
うつ病は障害年金の認定対象であるため、症状の重さや生活への影響に応じて受給できる可能性があります。
ただし、2025年現在の認定基準では、単にうつ病と診断されては不十分で、食事や入浴、通院などの日常生活にどの程度制限されているかを具体的に示さなければなりません。
また、就労中であっても職場での特別な配慮が必要な場合や、出勤が不安定である場合は、障害の程度として評価されます。
障害年金制度の概要・要件
障害年金の受給要件は次の3つです。
- 初診日要件
- 保険料納付要件
- 障害認定要件
仮にうつ病の状態が障害認定要件を満たしていても、他の要件を満たしていない場合は受給できません。

過去に国民保険料を未納している場合、保険料納付要件を満たしていない可能性があるため、注意が必要です。
障害年金の申請を社労士に代行依頼するデメリット
障害年金の申請を社労士に代行してもらうことは、メリットがある一方で、依頼するからこそ生じるデメリットも存在します。
ここでは、障害年金の申請を社労士に代行依頼する際に生じるデメリットについて解説します。
費用負担が発生する
社労士に依頼する場合、最大のデメリットは費用です。
2025年現在、多くの事務所が着手金・成功報酬制を掲げ、受給が決まった際に「初回年金の2か月分」や「遡及分の○%」のいずれか高い金額を請求されるのが一般的です。
例えば、着手金2万円で初回年金の2か月分を請求されたとしましょう。
月額8万円を受給できた場合、報酬は18万円前後(16万円+着手金2万円)となるため、家計に余裕がない人には大きな負担です。

さらに、交通費や診断書取得費用など、想定外の実費が追加で発生することも少なくありません。
自力で申請すればゼロで済む出費を払うのは痛手であるため、依頼前に本当に必要かどうかを慎重に見極めるべきです。
事務所による対応差
もう1つの大きなデメリットは、事務所による対応の質の差です。
精神障害の申請に強い社労士もいれば、経験不足で十分なサポートができない事務所も存在します。
知識や実績が乏しい事務所に依頼すれば、診断書の不備を見逃したり、初診日の立証に失敗したりなどして、結果的に不支給や審査の長期化を招く危険があります。

不服申立てに対応できない事務所もあるため、万が一の際に「途中で放置される」ケースも少なくありません。
そのため、事務所選びを誤れば出費だけがかさんで成果が得られないリスクもあります。
デメリットだけじゃない!社労士に障害年金の申請を代行してもらうメリット
社労士に障害年金の申請を代行してもらうと、さまざまメリットがあります。
ここでは、社労士に障害年金の申請を代行することで得られるメリットについて解説します。
最新の制度改正への対応力
一般の申請者にとって制度変更を理解し、最新基準を反映させた書類を準備するのは難しい作業です。
障害年金を専門に扱う社労士は法改正に精通しているため、最新のガイドラインに沿った適切な申請書類を整えることが可能です。
これにより、不支給や差し戻しのリスクを下げ、スムーズな受給につなげられます。
申請の精度・スピードが向上
社労士に依頼すれば、必要な情報を的確に整理してくれるため、診断書の記載漏れなどを防止できます。
その結果、書類不備による差し戻しが避けられるため、審査スピードが向上します。
実際に、社労士が関与したケースでは、書類が1度で受理され、1〜2か月ほど早く年金受給につながった事例も少なくありません。
申請の精度・スピードを向上したいのであれば、専門家のサポートを受けることをおすすめします。
判断が難しいケースのサポート
うつ病で障害年金を申請する際に最も難しいのは、初診日の特定や診断書の記載内容です。
また、自身の状態が障害年金の受給対象となりえるのか、判断がつかない場合もあります。
このように素人では判断や証明が難しい場面、社労士であれば医療機関への照会や追加資料の収集をおこない、申請を成立させるための根拠を整えてくれます。
ヒアリングを通じて障害年金を受給できる可能性があるか判断してくれる他、万が一不支給となった場合でも、不服申立てに対応できる体制を整えている事務所もあり、専門的なサポートを受けられる点は大きな安心材料です。
自力申請が可能なケースもある
一方で、すべての人が社労士に依頼する必要はありません。
初診日が明確で、納付要件を満たしている、主治医が障害年金に精通していて診断書作成に協力的な場合は、自力での申請も可能です。
特に症状の程度がわかりやすく、必要な書類が揃いやすいケースでは、費用をかけずに手続きできるメリットがあります。
ただし、自力申請では診断書の表現や申立書の記載が不十分となりやすく、審査に不利となる場合があります。
不安な場合は1度社労士に相談し、自力申請が向いているかどうかを助言を受けてみるとよいでしょう。
うつ病の障害年金申請でお悩みの方へ
- うつ病などで障害年金を申請したいが、手続きが複雑で何からはじめればよいか分からない
- 初診日の証明や書類集めに苦労している
- 申請が通るか不安、過去に不支給になった経験がある
- 仕事や治療で忙しく、申請に十分な時間を割けない
こうしたお悩みをサポートするため、障害年金申請に精通した社会保険労務士が、初回相談から受給まで一貫してお手伝いしています。
申請代行サービスを利用するデメリット
申請代行を依頼する場合、下記のようなデメリットがあります。
- 着手金や事務手数料などの初期費用がかかる(初期費用は申請が不支給となった場合でも返金されないことが一般的)
- 依頼する社労士によって対応の質や業務範囲が異なる
- 手続きの詳細を把握しづらくなるため、手続きの流れを把握したい方には不向き
- 自分でできる部分が多い場合、費用に対して得られるメリットが少ない場合がある
申請代行サービスを利用するメリット
一方、申請代行サービスを利用するメリットは次のとおりです。
- 成果報酬型のため、受給が決定するまで報酬を支払いする心配がありません
- 個人申請よりも高い認定率で、安心して任せられます
- 申請後のアフターフォローや更新サポートも充実
- 書類不備や手続きミスによる不支給リスクを大幅に軽減
- 外出困難な方には出張相談も対応(条件あり)
鳥海社会保険労務士事務所が解決します
障害年金申請に特化した社会保険労務士が、初回無料相談から受給まで一貫してサポートいたします。
- 必要書類リストや記入例を提供し、書類作成・取得もフルサポート
- 初診日の特定や病院への確認も代行し、面倒な手続きはすべてお任せください。
- 受給可能性を事前に診断し、成功率の高い申請戦略をご提案
まずは無料相談をご利用ください
障害年金は初回の申請が最も重要です。「少しでも不安がある」「確実に受給したい」とお考えの方は、ぜひ鳥海社会保険労務士事務所の無料相談をご利用ください。
専門家があなたの状況を丁寧にヒアリングし、最適なサポートプランをご提案します。
お電話・問い合わせフォームより、お気軽にご連絡ください。あなたの障害年金受給を全力でサポートいたします。

お電話の際は「障害年金のホームページをみた」とお伝えいただくと、ご案内がスムーズです。
まとめ
うつ病で障害年金を申請する方は、公的年金制度によって生活や療養を支援されています。
2025年現在、制度や審査基準はより整備されており、正しく準備すれば安心して申請に臨むことが可能です。
今回のポイントは主に次のとおりです。
- うつ病も日常生活に制限があれば障害年金の対象になる
- 申請には初診日の証明や診断書など、専門的で正確な書類が必要
- 自力申請が可能なケースも多く、必ずしも社労士に障害年金の申請代行を依頼する必要はない
困ったときは早めに社労士へ相談し、ご自身の状況に合った最適なサポートを受けることをおすすめします。