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障害年金コラム

甲状腺機能低下症や甲状腺機能亢進症などの甲状腺疾患で障害年金は受給できるの?

甲状腺

「甲状腺機能低下症」をはじめとする甲状腺疾患であっても障害年金を受給できる可能性はあります。

甲状腺機能低下症で障害年金を受給するためには、障害認定基準の「その他の疾患による障害」を参照しながら、どれだけ日常生活に支障が出ているのか整理することが大切です。

当記事では、甲状腺機能低下症の概要や認定基準、甲状腺機能低下症での障害年金受給事例について紹介します。

甲状腺疾患の障害認定基準は「その他の疾患による障害」

全身・栄養状態、進行状況、日常生活にどれだけ支障をきたしているかなどを総合的に判断したうえで障害認定され、障害年金を受給できます。

したがって、甲状腺疾患であっても障害年金を受給できる可能性は十分にあるといえるでしょう。

甲状腺疾患で認定されるかどうかは「第18節 その他の疾患による障害」で定められている障害認定基準に該当するかどうかで判断されます。

1級

障害の程度・1級に該当する障害の状態は次のとおりです。

身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの

引用:日本年金機構-第18節/その他の疾患による障害

鳥海所長
常に介助が必要で身の回りのことができず、活動範囲がベッド周辺に限定されており、終日床に就いていたり、障害もしくは長期安静が必要で日常生活の用をこなすことができなかったりする場合に該当します。

2級

障害の程度・2級に該当する障害の状態は次のとおりです。

身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの

引用:日本年金機構-第18節/その他の疾患による障害

鳥海所長
身の回りのことは最低限できるものの、介助がある程度必要かつ、半日以上は床に就いていて、自力で屋外への外出などがほぼ不可能だったり、歩行や身の回りのことは可能だが、少し介助が必要なため、軽労働はできないが半日以上は起居できたりする場合に該当します。

3級

障害の程度・3級に該当する障害の状態は次のとおりです。

身体の機能に、労働が制限を受けるか、又は労働に制限を加えることを必要とする程度の障害を有するもの

引用:日本年金機構-第18節/その他の疾患による障害

鳥海所長
歩行や身の回りのことは可能だが、少し介助が必要なため、軽労働はできないが半日以上は起居できていたり、軽度な症状があり肉体労働での制限は受けるものの、事務や軽い家事など、軽労働・座業や歩行はできたりする場合に該当します。

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甲状腺関連の疾患

甲状腺関連の疾患は実に様々なものがありますが、ここでは障害年金の受給事例の多い甲状腺疾患について簡単に触れていきます。

よくある受給事例で多い疾患は次の3つです。

  • 甲状腺機能低下症
  • 甲状腺機能亢進症
  • 下垂体性TSH分泌異常症

それぞれ詳しくみていきましょう。

鳥海所長
上記疾患でなかったとしても障害年金を受給できる可能性はあります。気になる方は1度ご相談ください!

甲状腺機能低下症

「甲状腺機能低下症」とは、血液中の甲状腺ホルモン作用が必要よりも低下した状態のことです。

甲状腺機能低下症を発症した場合、一般的に以下の症状が現れます。

  • 疲労感
  • むくみ
  • 無気力
  • 寒がり
  • 体重増加
  • 記憶力低下
  • 便秘
  • 動作緩慢など

軽度の場合は症状・所見が乏しいことが多いです。

また、重度になると「意識障害」や「傾眠」といった症状が現れて「粘液水腫性昏睡」と呼ばれます。

甲状腺ホルモンは代謝調整だけでなく、子どもの成長・発達や妊娠の成立・維持の働きもある重要なホルモンです。

甲状腺ホルモン機能低下症は、不妊や月経異常、妊娠高血圧症候群などと関連しており、胎児・乳児・障子の成長・発達の恐れにも関連するとされています。

甲状腺機能低下症の原因は大きく分けて次の2つです。

  • 中枢性甲状腺機能低下症:甲状腺に問題はないものの下垂体や視床下部の機能低下している
  • 原発性甲状腺機能低下症:甲状腺自体に問題がある

それぞれ詳しくみていきましょう。

中枢性甲状腺機能低下症

「中枢性甲状腺機能低下症」は、大きく分けて次の2つがあります。

  • 視床下部が原因となっている「視床下部性甲状腺機能低下症」
  • 下垂体が原因となっている「下垂体性甲状腺機能低下症」

原発性甲状腺機能低下症

原発性甲状腺機能低下症で最も多いのが「橋本病(慢性甲状腺炎)」です。

橋本病は自己免疫疾患の1つで、主な症状は「甲状腺の腫れ」ですが、大きさがほぼわからないものから非常に大きなものと様々で、首の前部に不快感・圧迫感があるケースもあります。

甲状腺の腫れ以外の症状では、筋力低下や頭髪・眉毛の脱毛、タイ体温、過多月経、徐脈、心肥大、うつ病、アキレス腱の反射低下などがあります。

また、甲状腺機能低下症は「永続性」と「一過性」の2パターンがあり、一過性のものだと、産後一過性甲状腺機能低下症やヨウ素の過剰摂取による甲状腺機能低下症などがあるようです。

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甲状腺機能亢進症

「甲状腺機能亢進症」とは、甲状腺が活発に活動してしまい、甲状腺ホルモンを過剰分泌してしまう疾患です。

「バセドウ病」や「グレーブス病」、「甲状腺炎」など幅広く、単独の疾患ではなく、これら疾患の総称となります。

甲状腺機能亢進症の症状は、疲労感や手の震え、多汗、息切れ、皮膚がかゆい、甲状腺の晴れなどです。

甲状腺ホルモンの分泌量が急激に上昇した場合、高熱や不整脈などの重篤上昇を引き起こし、最悪の場合は死に至ります。

したがって、甲状腺機能亢進症は適切な治療を続けていくことが大切です。

甲状腺機能低下症での障害年金受給事例

甲状腺疾患で障害年金を受給できた事例は次のとおりです。

  • 甲状腺機能低下症の発症をきっかけにうつ病も発症し障害厚生年金2級を受給
  • 甲状腺機能低下症・うつ病・自律神経失調症の症状が混在している状態で障害基礎年金2級を受給

甲状腺機能低下症単独というよりは、うつ病などを併発している状態で障害年金を受給できていることが上記事例からわかります。

鳥海所長
甲状腺機能低下症だけで障害年金を受給できる可能性はありますが、申請する際に甲状腺疾患によってどれだけ生活に支障が出ているかをしっかりと伝えることが大切です。

まとめ

「甲状腺機能低下症」をはじめとする甲状腺の疾患でも、障害年金を受給できる可能性は十分あります。

ただし、障害年金受給事例でも触れたとおり、障害年金は生活・仕事といった日常生活にどれだけ影響があるかで、受給有無や等級が決まります。

したがって、甲状腺疾患によってどれだけ生活に支障がでているのかをしっかりと整理しておくことが大切です。

鳥海社会保険労務士事務所は、千葉県流山市を中心に甲状腺疾患に関わる障害年金申請代行業務を行っています。

丁寧なヒアリングと障害年金への知見、経験を活かして、書類作成や医師との交渉などを、相談者様に代わって行い、障害年金受給のサポートを行っています。

甲状腺疾患をはじめ、病気を患っているけれど、病状や日常生活にどれだけ影響がでているのかうまく整理できない、書類作成に自信がないといった方はぜひご相談ください。

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参考文献

一般社団法人日本内分泌学会-甲状腺機能低下症
岐阜赤十字病院-甲状腺機能亢進症
日本年金機構-第18節/その他の疾患による障害

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鳥海社会保険労務士事務所は、「多くのお客様の障害年金申請のお手伝いをさせていただくことで、そのひとつひとつを大きな経験とし、その経験を明日同じような境遇に立っている誰かの手助けに役立てること」を目指してきました。

依頼者様が障害年金を受給できるよう、これまで培った知見・経験と丁寧なヒアリングで、依頼者様のご希望に添えるようサポートしています。

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