うつ病の人に向いているアルバイトの特徴とは?
うつ病の人に向いているアルバイトの特徴は次の6つです。
- うつ病に理解のある職場
- 勤務時間が一定で休みやすい
- 重い責任がない
- マイペースに仕事ができ多忙過ぎない
- 他人と関わる必要があまりない
- 簡単かつ同じ作業を淡々と進められる職場
多忙な職場だったり、複雑な作業が多かったりする業務だと、上手く頭が働かなったり、調子を崩したりしやすいです。
また、人間関係はエネルギーを消費しやすい、責任が重いとプレッシャーでうつ病が再発・悪化するなどのリスクがあります。
エネルギーの消費をなるべく抑えて、うつ病の再発・悪化を防ぐためには、上記特徴を抑えたアルバイトを選んで仕事をするのが望ましいです。
うつ病の人におすすめのアルバイト
うつ病の人におすすめのアルバイトは具体的に以下が挙げられます。
- 在宅ワークなど1人で働ける仕事
- 清掃業
- 倉庫内作業
- データ入力
- 品出し・バックヤード業務
向き不向きがある他、業務によっては体力が必要なものもありますが、コミュニケーションが少なく、ルーティンワークの多い仕事です。
ただし、職場によってはコミュニケーションが必要な他、品出し・バックヤード業務の場合はレジ打ちなどの別業務に異動したり、兼任したりするリスクがあります。
そのため、面接時にしっかりと確認しておかなければなりません。
うつ病の人がアルバイトを探す方法
うつ病の人がアルバイトを探す方法として以下が挙げられます。
- 「うつ病 アルバイト」などのキーワードでネット検索する
- ハローワークをはじめ、うつ病の人を対象に仕事を紹介している団体・サービスを利用する
- 正規雇用制度の有無を確認する
正規雇用制度があれば、正社員として働きたいと思った場合、アルバイト雇用から正社員雇用に切り替えられます。
必ず正社員となるわけではありませんが、環境が合っている職場で正社員となれるため、イチから正社員で仕事を探したり、職場環境を変えたりする精神的な負担の軽減が可能です。
条件・待遇が似ている求人が複数ある場合、将来的なことも見据えて、職場を選ぶのも1つの手段です。
うつ病の人がアルバイトをする際に押さえておくべきポイント
うつ病の人がアルバイトをする際に押さえておくべきポイントは次の5つです。
- 面接時にうつ病であることを伝える
- 体調には十分気を付ける
- 調子が悪い時は無理せずに休む
- できること・できないことを整理する
- 気負いすぎない
面接時にうつ病であることを伝えると不採用になりやすいですが、うつ病を隠してしまうと周囲の理解・サポートを受けられません。
仕事を長く続けるためには、きちんとうつ病であることを伝えて、周囲の理解・サポートを得られる環境にしておく必要があります。
また、「頑張らなきゃ」と気負い過ぎるとプレッシャーが大きくなり、精神的な負担も大きくなるため、気負いすぎないことも大切です。
働くのがどうしても難しいのなら経済的支援を受けるのも1つの手段
生きていく以上、生活費を稼がなければなりません。
しかし、うつ病がひどくて働けない場合、生活費が稼げないばかりか、稼げないことで生活や将来の不安が募り、うつ病が悪化してしまうリスクもあります。
うつ病で働くのがどうしても難しいのであれば、経済的な支援を受けるのも1つの手段です。
うつ病の方が受けられる代表的な経済支援として以下が挙げられます。
- 障害年金
- 傷病手当金
- 精神障害者保健福祉手帳
- 自立支援医療制度
- 労災保険
- 生活困窮者自立支援制度
- 生活保護
うつ病も障害年金の受給対象
障害年金とは、病気やケガによって生活・仕事に制限が生じた際、現役世代でも受給できる年金制度のことです。
そのため、うつ病が仕事・生活に大きな影響を与えると判断されれば、障害年金を受給できる可能性があります。
うつ病で障害年金を受給するなら障害年金の申請代行がおすすめ!
障害年金を申請する際は、主治医に相談して診断書を作成してもらわなければならず、場合によっては診断書の内容について交渉しなければなりません。
また、様々な申請書類を用意しなければならないため、精神的な負担も大きく、障害年金の申請でうつ病が悪化するリスクもあります。
「障害年金の受給確率を少しでも高めたい」「申請する負担を軽減させたい」という方は、障害年金専門社会保険労務士に申請を代行してもらうのがおすすめです。
また、申請に必要な各種書類の作成を代行してくれる他、診断書内容を添削してくれるため、素人が申請するよりも受給確率を向上させられます。
医師への依頼・交渉ができないという場合は、申請者本人に代わって、医師に診断書作成を依頼してくれます。
障害年金の受給確率を少しでも高めたい、精神的な負担を減らしたいのであれば、専門家に障害年金の申請を代行してもらうのがベストです。
障害年金の申請を自力で行うことは可能?自力で可能な場合と社労士に依頼した方がよい場合も解説!
障害年金の申請を自力で行うことは可能です。しかし、障害年金の申請は専門性が高いため、知識がない方がイチから申請しようとすると手間や労力がかかる他、受給確率が下がるリスクがあります。当記事では自力申請が難しい理由や自力申請した方がよい場合などについてみていきます。
「うつ病 向いている バイト」でよくある質問
「うつ病 向いているバイト」でよくある質問は次の3つです。
- うつ病の人がアルバイトを探す前にすることはありますか?
- そもそもうつ病とは?
- うつ病であれば確実に障害年金を受給できますか?
それぞれ詳しく解説します。
1.うつ病の人がアルバイトを探す前に押さえておくことはありますか?
うつ病の人がアルバイトを探す前に押さえておくことは次の3つです。
- 自己判断で通院は辞めない
- 前職とうつ病が関係するかどうか分析する
- サポート団体に相談する
自己判断で通院を辞めたり、アルバイトや求職活動をしたりすると、うつ病が悪化するリスクがあります。
そのため、必ず主治医の指示に従う他、アルバイトや求職活動をはじめる場合ははじめてよいかどうか確認しておかなければなりません。
また、前職とうつ病が関係するかどうか分析し、うつ病の要因があると分かれば、同じ要因がありそうなアルバイトを避けられるため、うつ病の再発・悪化を防止できます。
2.そもそもうつ病とは?
うつ病とは、気分障害の1つで何をしても楽しめない・常に気分が落ち込んでいるといった精神状態になる障害です。
精神的・身体的ストレスが要因とされていますが、はっきりとした原因は現在、特定されていません。
症状は気分が落ち込んだ状態が続く他、食欲不振や不眠など、多岐に渡ります。
3.うつ病であれば確実に障害年金を受給できますか?
うつ病と診断されたからといって、障害年金を必ず受給できるわけではありません。
障害年金の受給可否は仕事や生活にどれくらいの影響を与えるかによって判断されます。
そのため、うつ病と診断された方が障害年金を申請しても、仕事や生活への影響が少ないと判断されれば、障害年金の受給はできません。
特にうつ病は他の疾患と違い、検査などで症状を数値化できないため、診断書の内容などで生活への支障度合いが判断されます。
うつ病で障害年金の受給確率を上げるためには、生活にどれくらいの影響が出ているのかをしっかりと申請書類に記載しておかなければなりません。
障害年金の申請を自力で行うことは可能?自力で可能な場合と社労士に依頼した方がよい場合も解説!
障害年金の申請を自力で行うことは可能です。しかし、障害年金の申請は専門性が高いため、知識がない方がイチから申請しようとすると手間や労力がかかる他、受給確率が下がるリスクがあります。当記事では自力申請が難しい理由や自力申請した方がよい場合などについてみていきます。
まとめ
向き不向きを明確にしたうえで、自分に合った職場環境に身を置ければ、うつ病であっても仕事を続けられる可能性は十分にあります。
ただし、いくら生活のためとはいえ無理をしたり、頑張りすぎたりするのは、うつ病の再発・悪化を招くため、おすすめしません。
生活費を稼がないといけないけれど、うつ病で働くのがどうしても難しいという場合は、障害年金経済的支援を受けることを検討しましょう。
鳥海社会保険労務士事務所は、千葉県流山市を中心にうつ病に関わる障害年金申請代行業務を行っています。
書類作成に自信がない、医師とのやりとりが上手くいっていなくて悩んでいるのであれば、専門家の意見などを交えながら、一緒に障害年金の受給を目指しませんか?
障害年金の受給を検討されている方はお気軽にご相談ください!