0471-70-2193

【受付時間】平日9:00~18:00

障害年金コラム

高次脳機能障害で障害年金の受給は難しい?受給するために必要なことについても解説

高 次 脳 機能 障害 障害 年金 難しい
鳥海謙一郎
監修者
鳥海社会保険労務士事務所
鳥海謙一郎
一般企業に勤務しながら社会保険労務士の資格を取得。資格取得後は企業顧問や労務管理などの一般的な社労士業務を経験。社労士業務を経験後に独立、鳥海社会保険労務士事務所を開業。現在は企業顧問や障害年金申請代行など、法人・個人問わず幅広い案件に対応。
障害年金の初回無料ご相談はこちら!
営業時間 9:00~18:00(平日)
電話番号
24時間メール受付中
お問い合わせ

高次脳機能障害の受給事例

高次脳機能障害の受給事例として以下が挙げられます。

脳挫傷での高次脳機能障害で障害基礎年金2級を受給

脳出血での高次脳機能障害で障害厚生年金2級を受給

脳腫瘍での高次脳機能障害で障害基礎年金1級を受給

鳥海所長
高次脳機能障害単体の場合、障害年金2級が受給されるケースが多いです。

ただし、重症度合いや他障害が生じている場合は障害年金1級を受給できる可能性があります。

高次脳機能障害で障害年金の受給は難しい?

脳血管疾患は日本人の死因上位トップ3にランクインし、発症者の多い病気です。

そのため、高次脳機能障害関連の申請数が多く、事例も豊富なことから、受給ハードルはそこまで高くありません。

高次脳機能障害で障害年金の受給が難しいといわれる理由

受給ハードルは高くないにもかかわらず、高次脳機能障害の受給が難しいといわれるのはなぜなのでしょうか?高次脳機能障害で障害年金の受給が難しいといわれる理由は主に次の2つです。

  • 他の後遺症に比べて重篤な症状どうか判断しにくい
  • 後遺症によって必要な診断書が異なる

それぞれ詳しく解説します。

1.他の後遺症に比べて重篤な症状どうか判断しにくい

高次脳機能障害で障害年金の受給が難しいといわれる1番の理由は、他の後遺症に比べて重篤な症状かどうか判断しにくいからです。身体麻痺や言語障害などの後遺症は、症状の重篤度を客観的にみてある程度判断できます。

一方、高次脳機能障害は「記憶障害」や「注意障害」などが主な症状として現れるため、客観的にみて障害かどうか判断しにくかったり、重篤度が分かりづらかったりします。

鳥海所長
一緒に暮らしている家族はもちろん、本人が気付いていないことも少なくありません。

2.症状によって必要な診断書が異なる

障害年金の受給可否および等級決定は申請された書類審査です。したがって、障害年金を申請する際は、必要な書類をしっかりと揃えておかなければなりません。

障害年金申請時の重要書類である「診断書」は障害の部位によって種類が異なり、高次脳機能障害は「精神障害の診断書」を使用します。

しかし、失語症であれば「音声又は言語機能の障害の診断書」、身体麻痺であれば「肢体障害の診断書」というように、症状ごとに必要な診断書が異なります。

症状によって必要な診断書が異なることを知らない結果、必要な書類が準備できず、受給確率が低下することも、受給が難しいといわれる理由の1つといえるでしょう。

鳥海所長
障害が複数ある場合、複数の診断書を提出した方が併合認定によって、受給されやすく、等級も高くなりやすいです。

高次脳機能障害で障害年金を申請する際は、症状をしっかりと見極めて、必要な診断書を準備・提出することが大切です。

\自力で申請するのが難しい理由と社労士に依頼するメリット/
障害 年金 申請 自力
障害年金の申請を自力で行うことは可能?自力で可能な場合と社労士に依頼した方がよい場合も解説!

障害年金の申請を自力で行うことは可能です。しかし、障害年金の申請は専門性が高いため、知識がない方がイチから申請しようとすると手間や労力がかかる他、受給確率が下がるリスクがあります。当記事では自力申請が難しい理由や自力申請した方がよい場合などについてみていきます。

高次脳機能障害で障害年金を受給するために必要なこと

高次脳機能障害で障害年金を受給するために必要なことは次の3つです。

  • 症状を特定する
  • 医師とコミュニケーションを取る

それぞれ詳しく解説します。

症状を特定する

高次脳機能障害の症状は多岐にわたるため、どのような症状が出ているのか、自身で把握していない方も少なくありません。

しかし、症状によって診断書が異なることから、必要な申請書類を準備するためには、自身の症状を的確に把握しておく必要があります。

鳥海所長
高次脳機能障害で障害年金の受給確率を高めるためには、まずは症状を特定することが大切です。

医師とコミュニケーションを取る

医師とコミュニケーションを取ることも、高次脳機能障害で障害年金を受給するためには重要です。申請書類の1つである診断書は、医師に作成してもらわなければなりません。

そのため、コミュニケーションをしっかりと取っていないと実際の症状よりも軽度な内容で作成されてしまいます。診断書は障害年金の可否および等級決定の肝となる重要な書類です。

実際の症状に即した内容で診断書を作成してもらうためには、医師とのコミュニケーションをしっかりと取り、実際の生活状況などを詳しく伝える必要があります。

鳥海所長
具体的な伝え方についてはこちらをご確認ください!
画像編集
【社労士が解説】うつ病で障害年金の受給が難しい理由とその対策について!

うつ病は障害年金の受給が難しいといわれていますがそんなことはありません。「障害年金業務統計」によれば精神障害・知的障害の障害年金受給率は9割を超えているからです。当記事では難しいといわれている理由と対策について解説しています。

高次脳機能障害 障害年金 難しいでよくある質問

「高次脳機能障害 障害年金 難しい」でよくある質問は次の3つです。

  • 高次脳機能障害の障害認定基準とは?
  • 障害年金を受給する条件ってあるのですか?

それぞれ詳しく解説します。

高次脳機能障害の障害認定基準とは?

高次脳機能障害の障害認定基準は、日本年金機構の「第8節/精神の障害」に記載されています。

高次脳機能障害については下記記事で詳しく解説しておりますので、こちらをご確認ください!

高 次 脳 機能 障害 障害 年金
高次脳機能障害で障害年金は受給可能!受給する際のポイントについても解説!

高次脳機能障害とは、脳疾患や脳外傷などによって、脳がダメージを受けることで注意力や記憶力、言語などが上手く働かくなる認知機能障害です。当記事では高次脳機能障害で障害年金を受給できるかどうかを解説します。

障害年金を受給する条件ってあるのですか?

障害年金の受給条件(要件)は次の3つです。

  1. 初診日の特定
  2. 年金保険料の納付状況
  3. 障害の状態

障害が重篤で障害年金の受給確率が高くても、初診日が不明だったり、年金保険料を納付したりしていない場合、障害年金は受給できません。

詳細については下記記事をご覧ください。

no image
障害年金の受給要件とは?気になる条件をわかりやすく解説!

障害年金の初回無料ご相談はこちら! 営業時間 9:00~18:00(平日) 24時間メール受付中 障害年金は病気やケガによる障害でどれだけ仕事や生活に支障が出ているかが支給の基準となります。 しかし、 ...

まとめ

高次脳機能障害は重症度合いが客観的に判断しにくい他、症状が多岐にわたることから必要に応じて複数の診断書を用意する必要があります。このような理由もあり、高次脳機能障害で障害年金を受給するのが難しいと感じる方は少なくありません。

しかし、脳血管疾患の罹患者数が多い日本では、高次脳機能障害関連の障害年金申請数も多く、事例も豊富なことから受給ハードルはそこまで高くありません。そのため、しっかりと準備さえ行っておけば、受給できる可能性は十分にあります。

鳥海所長

鳥海社会保険労務士事務所は、千葉県流山市を中心に高次脳機能障害に関わる障害年金申請代行業務を行っています。

書類作成に自信がない、医師とのやりとりが上手くいっていなくて悩んでいるのであれば、専門家の意見などを交えながら、一緒に障害年金の受給を目指しませんか?

障害年金の受給を検討されている方はお気軽にご相談ください!

【障害年金に対応】鳥海社会保険労務士事務所

鳥海社会保険労務士事務所は初回相談0円

鳥海社会保険労務士事務所は、「多くのお客様の障害年金申請のお手伝いをさせていただくことで、そのひとつひとつを大きな経験とし、その経験を明日同じような境遇に立っている誰かの手助けに役立てること」を目指してきました。

依頼者様が障害年金を受給できるよう、これまで培った知見・経験と丁寧なヒアリングで、依頼者様のご希望に添えるようサポートしています。

障害年金の初回無料ご相談はこちら!
営業時間 9:00~18:00(平日)
電話番号
24時間メール受付中
お問い合わせ

-障害年金コラム

© 2024 鳥海社会保険労務士事務所 Powered by AFFINGER5